[旅]秋田大学鉱業博物館を見に行こう!その3(秋田(2025年5月)その9)

ゴールデンウィークを利用して2泊3日で秋田に行ってきました(´∀`) 今回のスケジュールは1日目、空路で秋田市内→男鹿観光、宿泊。2日目、男鹿観光→横手へ移動→秋田市内 宿泊。3日目、秋田市内観光、市空路帰着でした。その9は秋田大学鉱業博物館 観覧の続きです。
その8↓の続きです。


3階は1、2階と打って変わって工学的な展示でした。「鉱石」は普遍的な展示が多いけれど(それはそれで楽しい)「鉱業」の展示は珍しいかも。面白かったです。
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油井掘削に使われたトリコンビット(3カッタービット)

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採油櫓のジオラマとか

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インディアナ先生の七つ道具…ではなく、渡辺武夫先生の地質調査道具。測量野帳昔から形がほぼ変わってないのね。素晴らしいわ。いやしかし、ここに鞭とテンガロンハットが混ざってたら、間違いなくインディじゃね?(笑)

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スピンドル式ボーリングマシン(右)と重力偏差計(左)
重力偏差計は、昭和初期に地質調査所(現在の産総研)で使われていた、アスカニア(Askania)のものです。

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体験できる発破器(ダイナマイトプランジャー)
ハンドルを押し込むと、内部でダイナモ発電→雷管起爆→向こうのほうで爆破するやつ。

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削岩機
黒部の太陽で、破砕帯を抜けたあとに裕次郎が1人で掘削する場面にこんな感じのマシンが出てきたよね。ドラマ版の(香取)慎吾ちゃんがやった倉松親方も貫禄があってよかったね(´▽`*)

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真空濾過機(オリバーフィルター)
珍しいマシンがいっぱいだわ。楽しーい(´▽`*)

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鉱山の入口、四つ留 模型
落石や崩落を防ぐため、丸太4本で柱を立て、鳥居の形に組んであります。土肥とか、石見で見たやつだわ!

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銅鋳造用坩堝

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細倉当百
細倉鉱山 内で使用された鉛銭。細倉鉱山は宮城県栗原市で昭和62(1987)年まで稼業していた鉛、亜鉛、硫化鉄鉱の鉱山です。現在は細倉マインパークとして、旧坑道の一部が開放されています。

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亜鉛精錬の展示

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日本刀鍛造の展示もあるよ
磁鉄鉱から懐刀打刀まで。
産地の条件は、良い職人がいることはもちろん、原料(砂鉄など)の入手がし易いことのほか、燃料(木)が多い、水がきれいな土地であることも重要です。国内では備前(岡山)、大和(奈良)、山城(京都)、相模(神奈川)、美濃(岐阜)が五箇伝として知られています。

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江戸時代におけるの秋田の鉱山史

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鹿角市の尾去沢鉱山絵図
こちらの鉱山から産出された金は、中尊寺金色堂や奈良の大仏にも使われました。見に行ってみたいです。

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湯沢市の院内鉱山絵図
幕藩時代、秋田藩にとって最重要な銀山でした。それにしても、この坑道、まるで蟻の巣…!こうして見ると、日本では伝統的に高い掘削技術を持っていたのね。先の大戦で、あちこちに掘られた地下壕が崩落することなく機能したのがよく分かるわ…。

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保安と公害防止の展示
「きょうも一日、ご安全に!」「ヨシ!」…とガラス工場に勤めていたとき、毎日言わされていたのを思い出しました。今だに油断すると横断歩道を渡るときに、指差呼称確認をやりそうになる(爆)

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発電実験自転車。もちろん漕いじゃう。

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大学の施設なので、トイレの隣に実験室があったりする。ゴミ廃棄のレクチャーも。

鉱業博物館を後にし、(昨日も一寸行ったけど)千秋公園(久保田城址)へ向かいます。
続きはこちら☆彡



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