すっかり秋めいてきた10月中旬。夏の行楽リベンジ、3泊4日で島根に行ってきました。旅程は1日目が夕方便で名古屋小牧から出雲空港、出雲市内宿泊。2日目は出雲大社に参拝、隣接の古代出雲歴史博物館を見学、益田市へ移動しグラントワで「描く人、安彦良和」、「石見生まれのメカデザイナー 山根公利」を鑑賞、三瓶温泉に宿泊。3日目は石見銀山を観光、松江城を駆け足で見学。出雲市内で宿泊。4日目の朝便で帰ってきました。
その6↓の続きです。
世界遺産センターから車で5分、大森代官所前駐車場に到着。駐車スペースは2台分空いてました。ありがたやー。ちなみに、収容台数以は20台弱くらい。トイレもあって便利。
(帰りに撮影)
駐車場から50m、自転車を借りに河村レンタサイクルさんへ。どうやら、石見銀山の貸自転車やさんはこちら一か所のみのよう。
レンタル料金はアシスト付きが2時間700円、普通の自転車が3時間500円。ですが、ほとんどの方がアシスト付きを借りているっぽい。また、努力義務となったヘルメットは、希望者に無料貸出しがあります(もちろん借りた) 受付方法は用紙に記入のアナログ式で、2時間分現金先払いでした。
ちなみに、右奥に写っているのが「ぎんざんカート」使い勝手が悪いのか、あんまり乗ってる人いなかった(苦笑)
自転車の扱い方と観光案内のレクチャーを受けて、いざサイクリング♪
(道中で撮影)今回、お世話になった自転車。パナソニック製。坂道らくらく、快適でしたー
(´▽`*)
龍源寺間歩からのGPSログ。スタート地点、龍源寺間歩の標高が230mくらいなので大森地区から120mくらい登ります。
福神山間歩
山師個人が所有していた(幕府直轄の「御直山」だった時期もある)坑道です。坑道口から見て東側にある銀山川の下を通り、仙ノ山へ向かって掘り進められていたそうです。
坑道口
東へ転回しつつ下方向に掘り進められていたのかしらね。
町年寄 山組頭 高橋家(よそのガイドさんが写ってしまった)
「町年寄(町役人の筆頭)」で「山組頭(鉱山のまとめ役)」ややこしいな。というか、重要ポスト兼務とか結構なハードワーク。詳しい説明はこちら。
森を進むー。楽しい(´▽`*)
甘南備坑
水が溜ってる。吉田勝次さんとかは、こういうところに喜んで入っていくのね。多分。
いや「この程度は、ちょっと散歩」とか言われそう…(人工坑ですしね)
自販機も景観配慮仕様
龍源寺間歩にとうちゃーく
受付で見学料を支払います。おとな1人500円。
その昔は坑口に番所が置かれていました。立地、こんな感じだったのかもと妄想。
ヘルメットを被って…
いざ入坑。ありがたい説明はこちら。
坑口脇に自生している羊歯はヘビノネゴザ。別名をカナヤマグサといい、重金属浸潤土壌でも生育できる…というか、そういった土壌を好む特異な羊歯だそうな。
全長630mのうち、157mが観光用に公開されています。上部は明治以降に増し掘りされた箇所、左右が江戸時代の採掘の跡です。
ひおい坑。鉱脈を追って掘り進めた坑です。「ひおい」を漢字で書くと「樋追い」
竪坑排水口
詳しい説明はこちら。
銀鉱脈
こちらも、ひおい坑
まるでアリの巣のようだわ…。
坑口から157m地点。入口に掲示してある案内説明でカクッと90度に曲がっているところです。
直角の付け根部分の先にも坑道。メタボチェックされる(そもそも立ち入り禁止)
出口までの100mは江戸時代の絵図がパネルで展示されています。「サザエの殻のランプ」って何?と思ってググったら「栄螺灯」と出てきました。ツナ缶ランプみたいだわ。
この程度の光量で、足場の悪い坑内を足半草履(普通の草鞋より滑りにくい)で移動。踵ガッチガチになりそう。いや、そんなことよりズリの破片が刺さりそうで危ねえ(;´Д`)
出てきました。
入口と同様に、四つ留で囲われています。昔ながらの日本の鉱山っぽい!
(外国の鉱山を知らないけど)
どこかと通じてるかも坑
めっちゃ分かりやすい鉱床断面地図
今回、見学できなかった大久保間歩は福石鉱床のタイプが異なる坑跡なのね(だからVRで広いと感じたのかも)
…と知ると、大久保間歩もいつか入ってみたいわねー。
ちなみに、こちらのタイル図の脇に記念スタンプもあるよ。印影はこんな感じ。
栃畑谷、昆布山谷の案内看板
駐輪場への道すがら、佐比賣山神社
拝殿の背後の山が仙ノ山だね
せっかくなので参拝
立派な拝殿。
金山彦命が祀られています。南宮大社を思い出しました。金属の神さまだね。
鉱脈の上に鎮座してるとか、なんだか縁起が良さそう。
もちろんくぐる(´▽`*)
拝殿左側はモサモサしていた(笑)
石銀集落跡、仙ノ山登山道 道標
YAMAPで仙ノ山を見ると、ちょいちょいレポートが上がっているものの「プチ藪漕ぎ」だの「イノシシに遭遇」だのと、結構なことが記載されてて震える。登ってみたいけど、ソロハイクでは厳しい…((((;゚Д゚))))
登山道、ここだけ見るとしっかりしているんだけど…
秋丁字
西日本に自生するシソ科ヤマハッカ属の多年草。別名・キリツボだそうな。「いづれの御時にか…」(その桐壺じゃないかも)
駐輪場に戻ってきました。
大森地区に向かう道すがら…
清水谷精錬所跡
明治20(1886)年に当地の銀採掘権を得た藤田組(現在のDOWAホールディングス)によって仙ノ山の斜面を利用して建設、明治28(1895)年から1年半操業されました。
この頃になると、灰吹法でなくシアン化合物を利用した青化法で精錬してたかも。しかし、シアン化合物も有毒であることに変わりなし。例えば青酸カリとか。
まだ先に道がある。行ってみたいけど…今回はこのあたりで勘弁してやろうっ
分岐(龍源寺間歩、山吹城跡(要害山)登山口、代官所跡方面(大森地区))に戻ってきました。大森地区へ向かいます。
山吹城跡(要害山)、ぐるっと周回で5㎞累計標高320mだそうな。こちらは、藪漕ぎ…のレポはないけど、藪から獣の唸り声(イノシシかなあ)の記載が。登ってみたいけ…(略)
続きはこちら☆彡
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