[旅]日曜市を駆け抜けつつ、牧野植物園を見学(高知(2023年5月)その10)

2023年GWの行楽。2泊3日で高知へ行ってきました。1日目は龍河洞手結港可動橋を見学してから、絵金蔵高知城の観光、高知市内で宿泊、2日目は海洋堂ホビー館見学と四国カルストをドライブ(悪天候で本当に国道439号を走っただけ)、四万十市宿泊、3日目は足摺岬を一瞬観光、牧野植物園を見学後、帰着しました。

その9↓の続きです。



日曜市

足摺岬から、ひた走ること2時間半、高知市内へ戻ってきました。コインパーキングに車を停めて、お城方面へ向かいます。

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路面電車、乗りたかったなー…。

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お昼過ぎ、しかも結構な雨、ということでぼちぼち店じまい…という屋台が大半でした(ノ∀`)

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はしまきの屋台を発見

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エッグを購入。「箸は抜いて食べてね」とのこと。お好み焼きをくるくる巻いた感じです。東海地方だと、2つ折りにしたお好み焼き(銀紙に包まれているワンハンド軽食)がたまにあるけど、それよりもしっかりお好み焼き。美味しい。

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いも天もねー
お店ごとに味や作り方が異なるのね、面白いです。

雨ではない午前中に訪れると、びっしり屋台が並んでいて楽しさ倍増だったことでしょう(苦笑)
では、牧野植物園へ向かいます。


牧野植物園

程なく牧野植物園に到着。植物園手前まで車で上がれます。無料駐車場も完備(ただし、天気のよい休日だと満車になりそう)
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いざ入園
大人ひとり730円。JAF割引が利きます(会員証を持っている本人のみ100円引き、人数制限なし)ありがたい。

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まずは本館から。イントロダクション的な展示でした。
めっちゃオサレな建築…!

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サカワサイシン(佐川細辛)
葉っぱを見てカンアオイじゃね?と思ったその実、カンアオイの仲間らしい。

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カンアオイ同様、葉っぱの下に花があるしね(花も似てる) カンアオイの開花は秋だけど、サカワサイシンはこの時期に開花するのね。

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イギリスのキューガーデンズを連想させる温室
温室はいいわねー。妄想が膨らみまくりんぐ。

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キエビネ(黄海老根)
和歌山、山口、四国、九州などの林に生える野生ランの一種です。

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シコクチャルメルソウ(四国哨吶草。タキミチャルメルソウの亜種)
先日の納古山でチャルメルソウを見逃したので、全く同じではないけれど見れて良かった。どのような花なのか勉強になったー。

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展示館を見に行くよー。
博士が植物採集に使った胴乱
写真を見ると、めっちゃ楽しそう。いいわねー(´▽`*)

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博士の部屋を再現
積み重なった新聞の間に集めた植物が熨されているのでしょう。にしても、すげえ量だよ(苦笑)

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「高知県の自然」の展示。
今回、高知を訪れて感じたことが、海から山岳がとても近いことと盆地だということ。思った以上に平地が少ないので、米本位制の時代には年貢に苦しんだことでしょう(四国全体に言えることで、高知に限ったことではなさそうだけど。香川の水不足も昔はよく耳にしたしね)
それにしても高知、地質的にも大変面白く、再訪リストに追加です(私的再訪リスト、どんどん増えて現在100か所くらい。どうしたものか)

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葉緑体模型
ミトコンドリアが云々…ってやつだっけ(違)

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化石もあるよ。博物館のよう。楽しい。

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ハコネウツギ(箱根空木)
これを博士が精密描写すると

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ハンノキ(榛の木)の精密描写
ヤシャブシとよく間違えるのよね。判別方法が分からんです(どちらも同じ仲間です)

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こうなる。細かーい!

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博士と一緒に写れるパネル

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ガンゼキラン(岩石蘭)

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ヤバいやつだ!
花は儚げで可愛いのだけどね…。

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トビカズラ(飛葛)
中国からやってきた帰化植物と言われいます。日本国内では4か所にしか自生していないそう。
花は独特のにおいがするらしいのですが、よく分からなかったです。

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園内を通る竹林寺の遍路道
旅行中、ちょいちょい歩き遍路の方を見かけました。雨でもカッパ着て歩いてた。すごい根性だ…。
四国のお遍路って1,200㎞もあるんでしょ、1日10㎞で120回(遠い目)…中山道530㎞ですら歩けてない私には無理だな。
(10㎞と少な目に見積もったのは、山岳地帯もあるから。平地なら20㎞歩けても山道の20㎞は厳しい)

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キバナノヤマオダマキ
キンポウゲの仲間だそーな。オダマキというと静御前を連想。源平合戦の頃には名前が存在するくらい身近な花だったのね。

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プデルブルー
こちらもキンポウゲ科の植物です。青い花って魅惑的よね。

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温室も見に行きましょう。エントランスを見上げたところ。遺跡みたい!

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テイキンザクラ(提琴桜)
パラオで戦前「南洋桜」と呼ばれていた花です。
ここでは温室で栽培されていますが、沖縄では普通に屋外に咲きます。もっと南方のペリリュー(パラオ)でも庭木として植えられます

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アングレカム・レオニス
アングレカムはマダガスカル島北部、コモロ諸島の原種です。レオニスはその中でも小ぶりの花だそうな。優美だねー。

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デンドロビュウム・トルティレ
洋ランを見て「デンドロビュウムだね」と連れ合いに言ったら、「え、ガンダム?!」と返されたことが忘れられない。もう20年も昔のことなのに…。そして今だにガンダムのデンドロビュウムが何なのか分からない(苦笑)

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パンの木(真ん中の木)
モリ大統領の植物園来訪を記念して植樹されました。チューク州秋島生まれの日系4世です。ひい爺さん(森小弁)が高知出身だそうな。エピソードを読んでパラオのナカムラ大統領を思い出しました。チュークでダイビングがしたいなー。

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下からみたオオオニバス(大鬼蓮)
葉脈の隙間に入った気泡で浮いてるのね。

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上からみたオオオニバス
昔、イモトが乗ろうとして沈んだやつだ!乗れる気がしないんだけど、20㎏くらいの荷重に耐えられるんだそう。子供ならいけるか…。

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ついでに隣の竹林寺もお参りしましょう。折角、四国に来たんだから神社仏閣のひとつも伺わないとね。ちなみに山号は五台山。真言宗のお寺さんです。

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ここでも、らんまんとコラボ中。そしてここでも、ウェッティな石畳、石段はとってもスリッピー。足元注意ですぞ。

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本堂
寺紋が山内家と同じ土佐柏だね。藩政時代には、土佐藩の祈禱所として山内家から庇護されたそうです。なるほど。

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絵馬は文殊菩薩
獅子に乗った知恵の仏様です。受験シーズンは大繁盛しそう(笑)

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お寺を後にし駐車場へ。空港に向かいます。

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