中山道を歩こう![25]細久手宿~御嶽宿 その1(2021年12月)

今回は、細久手宿~御嶽宿(3里(11.8㎞))。中山道を歩こう![11]スタート/ゴールの細久手公民館(大黒屋対面)から御嵩駅までを歩きます。牛の鼻欠き坂から御嵩駅までは、[12]と重複する内容です。
その1では、細久手宿大黒屋さんから街道途中の十本木立場跡、謡坂十本木一里塚跡、広重の「木曾海道…御嶽」に描かれた十本木茶屋(跡地)まで。

今回のGPSログはこちら(全体)↓
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↑細久手宿大黒屋さんから市境まで

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↑市境から十本木茶屋跡まで

当日のデータ:
所要時間と距離は3時間45分、累積距離12.6㎞、累積標高301m
天気 晴
気温 9~11℃
湿度 40~35%前後
細久手宿大黒屋さんスタート/名鉄御嵩駅ゴール

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JR瑞浪駅で下車。細久手公民館まではデマンドバス・いこCarを利用しました。
改札を出て左に進んだところがデマンドバスの乗り場です。
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コミュニティバスの乗り場よりも更に向こう。トイレの前、黄色いタクシーが停まっているところ。
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今回利用させてもらったデマンドバス。行こCar
運行は平日のみ、前日までに要予約ですが、タクシー並の快適さで500円です。ありがてえ!
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細久手公民館(大黒屋さん対面)でデマンドバスを下車。
さあ歩くよ!
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大黒屋さん
細久手宿問屋、尾張藩本陣を勤めていました。現在も旅館として営業中の貴重なお宿。
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本陣跡
代々小栗八郎右衛門が務めました。
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細久手坂の穴観音(九万九千日観音) 脇道の坂を登ったところにあります。
観音の日にお参りすると、9万9千回参拝したことになるそうな。
今回の中山道ウォークで印象的だったのが、このような石窟が多くあったこと。興味深いわー。
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津島神社
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旧中仙道くじ場趾 小沢平城 石碑
その昔、ここに茶屋があり、人夫たちが荷役の順番をくじで決めました。くじ引きなら比較的公平でいいね。
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福島安正馬水池
福島安正は、長野県松本生まれの陸軍軍人、旅行家です。明治25(1892)年ベルリンからウラジオストクまで1年4ヶ月をかけて単騎で横断し、シベリア鉄道の建設状況を視察したことで知られています。
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平岩辻 「南 まつのこ(松野湖) おに岩(鬼岩) 西 つはし(津橋) みたけ道(御嵩道)」道標
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右角に「中仙道西の坂」の石碑が建っています。
ここからしばらく未舗装。「注意 熊出没 caution bear」…クマ鈴装着(`・ω・´)
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秋葉坂の三尊石窟
明和5(1768)建立の馬頭観音、明和7(1770)年建立の千手観音などが石窟に収められています。大事にされてるー。
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鴨之巣道の馬頭文字碑
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鴨之巣辻の道祖神碑、右旧鎌倉街道迄一里余 道標
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中山道ハム 案内看板
瑞浪の豚肉は美味しい。肉が美味けりゃ腸詰もさもありなん。…気になるけど次回にしましょう。
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切られケ洞
その昔ここで、牛追いが盗賊に切られたのだそう。山中で襲われるとか物騒だなー…。
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鴨之巣一里塚
江戸日本橋から93里目。地形の関係で斜に置かれています。
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瑞浪市日吉町、可児郡御嵩町境
(振り返って撮影(御嵩町側から))
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どんどん進むよー
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…小屋跡?
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馬頭観音
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山内嘉助屋敷跡(振り返って撮影)
立派な石垣が残っています。当地で酒造業を営んでいました。
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天満宮常夜灯
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県道65号線を横断、こちらの細い道を進みます。
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西国秩父坂東百番供養塔
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氏神様(ズームで撮影)
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廃墟…?
(振り返って撮影)
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物見峠・馬の水飲み場(跡)
画像のような枯れた窪みが3か所くらいありました。上の画像が一番分かりやすい状態でした。
なので、単なる土砂流出跡の可能性も否めない…(苦笑)
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東邦ガスの森 みたけ
岐阜県の推進する「企業との協働による森林づくり」の一環だそうな。
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整備完璧なトイレ。ありがてぇ。
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御殿場跡
和宮降嫁の際、ここに休息用の御殿が建てられました。
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階段を登った先には、休憩用の東屋が建っています。
東屋からの眺め。
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辛うじて恵那山
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本日のお楽しみスポット。森のケーキやさん「ラ・プロヴァンス」
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コミュニティバスのバス停にもなっています。ここまで車で来られるので、結構な賑わいっぷりです。
歩いてくる人が珍しいのか、お一人さまが珍しいのか分からないけど、先客マダムたちに「小汚いBBAが一人で来た…」みたいな顔をされました… (・_・。)

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レアチーズケーキとコーヒーでエナジーチャージ!
残り半分、さあ歩くよー。
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唄清水 音符マークがかわいいよねー♪
「生水での飲用不可」とのことだけれど、沸かしても、できれば遠慮したいかな…(失礼)
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旧善知鳥村民家(何に使われている建物かは不明)
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一吞清水
和宮に絶賛され、のちの上洛の際、多治見永保寺での点茶にも使われたそうな。
その謂れゆえかは分からないけれど、岐阜名水50選のひとつに選ばれています。ちなみに、この50選、
そのままで飲用が可能かどうかという点については、考慮されておりません。
とのこと。昔の人は、そのまま飲んじゃってたかもだけど現代人は飲用不可。
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仏像が2体奉納されています。
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十本木立場跡
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左の脇道(いろは茶屋の看板があるほう)に入ります。
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謡坂十本木一里塚
江戸日本橋から94里め
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広重の「木曾海道…御嶽」のモデルとなった場所。
きちん(木賃)宿とは、客が薪代を払って自炊、もしくは持参した食材で調理をしてもらう宿のこと。基本は雑魚寝なので、旅行用心集にも「各々持ち物の管理には注意しろ」と書いてあります(この本に書いてある「旅の心得」は随所で現代にも通用します。読んで損なし)
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現在は、いろは茶屋が営業中。
屋外にも休憩できるスペースがあって、街道ウォーカー、サイクリストにはありがたいねー。
(1318)

御嶽宿へ向けて、どんどん進むよ!
続きはこちら☆




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