その5↓の続きです。
氣比神宮から車で5分、やってきました敦賀赤レンガ
駐車場からすぐのところに展示してあったキハ28
キは気動車の「き」、ハはイロハの「は」。昔の列車等級(1等...イ、2等...ロ、3等...ハ)の名残で、1960年代に2等制になったことから、1等が消滅し、ロとハが残って今に至る…んだとか。ロは旧2等、今はグリーン車、ハが普通車。
港あるところに赤レンガ倉庫あり。こちらの建物は、明治38(1905)年にニューヨーク・スタンダードカンパニーの石油倉庫として建てられました。
ここで小さな疑問。こちらの、ニューヨーク・スタンダードカンパニーって、スタンダードオイルオブニューヨークとは別会社なのかしら。
スタンダードオイルオブニューヨークは、現在のエクソンモービルです。で、スタンダードオイルを作ったのがジョン・ロックフェラー。石油メジャーってやつですな。
2棟続きの手前がオサレカフェや物販で、奥がジオラマ館。見学料は大人ひとり400円
地上部分のジオラマは、明治~昭和初期の国際都市だったころの敦賀が再現されています。
敦賀赤レンガHPの画像に写る紳士は、命のビザで知られる外交官・杉原千畝。彼が発給したビザによって、多くのユダヤ人が敦賀を経由し第3国へ亡命できたことでしょう。
氣比神宮
敦賀駅の回転台?
こちらのジオラマ、イントロダクション映像で10分くらいの小芝居が流れます。姉弟の会話が西のイントネーションで、福井って関西なのねと実感した次第。
2か所ほど、ジオラマを反対側から眺めることができる顔出しスポットがあります。どう贔屓目に見ても大人がやるやつじゃなさそう(狭い)だけど、年齢制限がなかったから挑戦。ヨガやっててよかった(違)
こちらは昔、敦賀からの貨客船が就航していたウラジオストクの港側から見た様子(という設定)
もう一か所は、鳩原ループ線
標高181mの衣掛山の勾配27mを半径400mでトラバースします。
トンネル部分も再現。
特急「雷鳥」が走り抜けるさらに下で…
発掘やってる!
ジオラマを俯瞰できる2階へ登ったところには、シルバニアファミリーや敦賀の古地図の展示があります。
古地図はファブリックプリントで摩耗に耐える仕様になってました。
武田耕雲斎のお墓があるみたい。でもそれよりも「口ナシ川または死人川」の文字。何、この怖すぎる河川名…。
ちなみに、武田耕雲斎は幕末に興った天狗党の親分をやらされた人です。水戸藩士のお墓が何故敦賀に?と思った方はぐぐってくだされ。
同じく展示されている、昭和14年の北日本汽船(大阪商船系列、現在の商船三井)の航路図。
ポスクロやってる(今はコロナで休んでる)と、ロシアから旅情をそそるお便りがいっぱい届きます。ロシア行ってみたいわー。
次は金崎宮(金ヶ崎城跡)へ向かいます。こちら↓
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