[旅]大雨の一乗谷遺跡(福井と滋賀(2020年8月)その1)

当初の予定を縮小して福井と滋賀に行ってきました。訪問先は、福井が一乗谷、永平寺、東尋坊、敦賀、熊川宿。滋賀が賤ヶ岳です。


まずは一乗谷へ。
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福井市一乗地区のマンホールの蓋は、朝倉館の唐門と朝倉ゆめまる

日頃の行いのせいか、ピンポイントで大雨。萎える…。
でも、大雨のお陰か(いやコロナのせいだと思う)、観光客があまりおらず、復原町並の駐車場に車を停めることができました。

復原町並

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200mに渡って、当時の町並みが再現されています。

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庶民のお家は、竹の小枝の垣根と土塀に板屋根。コンパクトで機能的です。
一番の驚きは、個々の井戸がこさえてあったこと。江戸の長屋でさえ、井戸と厠は共用だったのに…!

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町屋内部では、当時の暮らしぶりも再現されています。
こちらは器屋さんかしら。女将さんがちゃんと立膝になってます(正座は江戸になってから)
旦那さんがあたっている火鉢(と思われる)の形が独特ですね。

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盤上遊戯に興じるお武家さん
鹿角の刀掛けがカッコいい!

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ブラタモリでタモさんが福井に来た時のポスター
あの番組は面白いねー

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町並のジオラマ
上城戸と下城戸の間1.7㎞に約1万人が住んでいたそうです(しかし、その中に光秀一族はいなかった模様

朝倉館跡

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唐門
観光客が空くのを待っていたら、写真を撮ることさえ困難な程の雨が…。
門のところには、朝倉の三ツ木瓜と豊臣の五三の桐の彫刻がありました。

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湯殿跡庭園
一乗谷でいちばん古い庭園だそうです。

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朝倉義景墓所
刀根坂の戦いに敗れた義景は、天正元年(1573)8月20日、逃亡先の大野六坊賢松寺で従弟の景鏡の裏切りにより自刃、そのため終焉の地にも墓所があります。

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英林塚
初代朝倉孝景の墓所です。一乗城山の中腹、朝倉館の奥にあります。

下城戸

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一乗谷の北側、谷の最も狭いところに防御として築かれた桝形です。

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人の背丈くらいの巨石です。
福井と言えば笏谷石が有名なので、笏谷石(密度約2g/㎤)の密度を使って計算してみると…ヒト体高平均を165㎝として、1.65×1.65×1.65×2=8.98
重さ約9t…!!
重機もない時代に、どうやって積んだんだろう…。

一乗谷朝倉氏遺跡資料館

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復原町並共通券(おとな1人250円)でこちらも見学できます。
天気が悪かったせいか大盛況(笑)

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「麒麟がくる」展が行われていました。
こうしてみると、大河ドラマ館がいかに商魂逞しいかがよく分かる…。4か所も行っちゃったけど(笑)

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ドラマ小道具の光秀の数珠と信長の書状

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一般展示、一乗谷のジオラマ
タモさん来ましたよ、のアピール。

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復原町並、朝倉館のジオラマ

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遺跡出土品の弾金(はじきがね。ばね)、火縄ばさみ、弾丸。
火縄銃は複製。

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笏谷石の盥
宇都宮の大谷石を彷彿させる美しい青ですねー。どちらも凝灰岩で柔らかく加工しやすいのが特徴です。
(現在、笏谷石は採掘を終了しています。市場に出回っているのは、閉山前に掘られたものです)

次は、峠を越えて永平寺に向かいます。こちら↓





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