小牧山を散策(2020年10月)

30年ぶりに小牧城を散策してきました。めっちゃ立派な公園になってた…!

小牧城は、永禄4(1561)年ごろから始まった美濃攻めの拠地として織田信長に築かれ、4年ほど使われた山城(と言えるほどの標高でもないけど…)です。
時代が下り、織田家の後継者問題がことの発端となった、天正12(1584)年の小牧・長久手の戦いで徳川家康が陣を敷いた城でもあります。

散策ルート及び、それぞれの位置はこんな感じです。所要時間は、展示施設見学も含め2時間くらいです。
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城址に到着しました。散策スタート。
私は歩いて来ましたが、自家用車利用の場合は山北(警察署の西)に有料駐車場があります。ここからは間々観音も徒歩圏内です。
また、山南にドンキがあるので、そちらにも停めれるかも。

れきしるこまき

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平屋のオサレな建物です。入館料は一部有料で、頂上の歴史館と共通券です。

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そーしゃるでぃすたんす。

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無料展示のパネル展示

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れきしるこまき周辺にあった曲輪の説明
以前はここに中学校があり、重要な歴史遺構などとは露とも思わず校庭を走り回っていました。何より、裏に小山があったおかげで、学校行事や部活で小牧山を走らされた、辛い思い出しかない…(苦笑)

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山頂の歴史館に向かいます。整備された山道を10分くらい登ります。

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最短距離(直登ルート)は工事で通行止め中

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「小牧山課」という部署があるのねー。

小牧市歴史館(小牧城・主郭跡)

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歴史館手前には主郭址を示す標識が建てられています。

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歴史館を囲むように、古い石垣や…

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石垣から外れて落ちた石材が展示されています。

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平成26年の調査で発掘された石垣裏込石
石垣の安定、防根、水抜きのために石垣の裏に詰め込まれた小石たちです。
調査終了後に埋め戻す予定になっているそうなので、この状態が見られるのもあと数年くらいかしら。

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歴史館と徳川義親さんの像

内部展示は、三英傑の時代だけでなく、広く小牧の歴史を紹介したものでした。大山廃寺跡出土品(瓦など)を目にし、過日の散策を思い起こしてみたり。小牧長久手の戦い布陣図に出てきた、物狂坂(物狂峠)(という名前)に慄いてみたり。
ちなみに、「物狂峠」は小牧、犬山の市境あたりです。大縣神社を出発点とした場合、楽田駅に向かう参道(県道175号)から最初の丁字路を左折、林、池之内へ抜ける道(現在の県道195号(荒井大草線))の途中。実際に通ってみると、尾張本宮山・相澤山山麓のなだらかな坂が続きます(しかし、合戦の時代から幾星霜、造成に造成を重ねて通行しやすくなっているので、当時とは随分異なると思います)
地名の由来は、秀吉方の池田恒興、森長可両軍がここを、死に物狂いで敗走したため、だそうです。

さて、上記に出てきた本宮山。信長が清洲から小牧への移転に際し、家臣・領民からの反対を封じるために引き合いに出された場所でもあるそうです。曰く「本宮山に移るでー(信長)」「ええ、そんな遠いとこ嫌や(家臣・領民)」「ほな、ちょっと手前の小牧ならどや(信長)」「まあ、そこなら…(家臣・領民)」「(ニッコリ)(信長)」「(苦笑い)(家臣・領民)」みたいな…やり取りがあったかは分からないけれど、大体こんな話らしいです。
本宮山には山姥伝説もあるので、エライ田舎に引っ越しというだけではなく、物の怪の謂れがある地への引っ越しは無理!ってのもあったかもしれません(本宮山へ登った時の様子はこちら(相澤山~信貴山~本宮山プチ縦走)こちら(ヒトツバタゴ自生地ルート)

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光秀の飛沫がやばい(笑)

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展望スペースからの眺め。山北(犬山方面)側
尾張三山ビュー

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山南(名古屋方面)側
名駅ビル群ビュー

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歴史館裏手には二等三角点「小牧山」

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航空障害灯
小牧山は86mくらいしかないけれど、空港(県営名古屋空港、空自小牧基地)が近いので鉄塔が建っています。

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ここからも、樹木の隙間越しに尾張富士(左)と尾張本宮山(右)ビュー

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堀と土塁(だと思う…)

観音洞

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お寺さんとしての間々観音は、ここから徒歩10分くらい。
絵馬など授与品がすこぶる印象的で、イロモノ扱いされがちのお寺さんですが、乳がん快癒祈願などが掛けてあって切なくなります。

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間々観音、謂れを初めて知りました。こういう話だったのねー。

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山道を南へ進みます。

八幡神社・愛宕神社

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八幡社、愛宕社のほか、白山神社、御嶽神社がお祀りされているそうです。

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野良と思えない美猫さん発見
黒猫かわいいよねー。というか、黒くなくても猫はかわいい。

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少し離れたところには、日清戦争から第二次大戦までの市内出身戦没者忠魂碑が建っています。

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傍らのタブノキは大正10(1921)年、閑院宮、梨本宮両殿下によって植えられました。

徳川源明公の碑

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尾張徳川家9代藩主・宗睦のお墓です。
もとは東区建中寺にあったものを移設したそうです。
宗睦は代官制度を改めた際、上街道小牧宿に小牧代官を設置しました。こちらの「上街道」、尾張藩主が参勤交代で中山道へ出るために作られた官道で、庶民が使うことはありませんでした(ちなみに、現在の旧国道41号、名鉄小牧線、広見線沿線が旧街道にあたります)
上があれば下もあります。下街道は土岐、多治見、内津、勝川あたり。現在の国道19号の一部にあたります(下街道・内津近辺を歩いた時の様子はこちら

吉五郎稲荷

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吉五郎は、小牧山に棲まう子分200匹を引き連れる狐の親分だったそうです(すみません、詳しく知らないので何とも…。興味のある方は、国会図書館の蔵書検索で古書が読めるそうなので読んでみてください)
ただ、これで小牧図書館の壁に働く狐の着ぐるみが貼ってある理由が分かった…(笑)

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少し奥に進むと、小牧山初里姫竜王大神

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陽も傾いてきました。合瀬川沿いの曲輪の端を歩いて帰ることとしましょう。

小牧山はこんな感じ。
さて次はどこに行こうかな。

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