[旅]第64回 正眼夏期講座に参加してきました(2018年7月) その2(1日目後編)

岐阜県美濃加茂市の正眼寺さんの付属教育機関、正眼短大の夏期講座(1泊2日)に参加してきました。

お昼ご飯を食べて講堂に戻り、13時、午後の部スタートです。
13時からは講演。講師は滝田栄先生、テーマは「仏と生きる」でした。
滝田栄さんを見た第一印象は「料理バンザイ!」の人!いや、実際そうだし。
さて、講演。長くお芝居をやってこられた方なので、声がすごーく聞き取り易かったです。
滝田さんが仏縁を得たのは、32歳で徳川家康の役を頂いたときで、家康を演じるにあたって、少しでも彼の人となりを知るべく、家康が7から19歳のあいだ人質として暮らした臨済寺へ学びにいったことがきっかけだったそうです。その後、家康の役が終わることには坐禅がライフワークのひとつになっていて、坐る場所として辿りついたのが、品川・泉岳寺さん。さらに時は流れ、料理バンザイ!があっさりと放送打ち切りになったり、レ・ミゼラブルの公演が完了し、さてさてどうしたものかと、インドへ渡って修行なさったそうです。帰国後は、長野・活禅寺さんをホームとして見出し、そこで活動されているそうです。
その他、この時のメモを見ると、「WWⅡ 陸軍 なかさこ中将 中国 仏の力を戦争に利用」、「蘇州 印光法師」、「ようようせいふうをおこす(葉々起清風)」「細胞は3ヶ月で生まれ変わる」「ティク・ナット・ハン」などが走り書きしてありますが、うまく纏められないので単語の羅列だけにしておきます(笑)あ、ティク・ナット・ハンさんは、マインドフルネスで知られるベトナム人の和尚様です。
この講演で、特に印象があった言葉は「幸せに生きる秘訣は、いかに自分が恵まれているかを自覚し、簡素に生きること」と「テレビを観すぎるとバカになりますよ」の二つ。特に後者は、元俳優が言うのだから、何とも厭味な一言です(笑)

14時40分すぎからは坐禅
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どうするのかな、と思っていたら、講堂の隙間に布団を半分に折ったものを並べて、一つの布団に3人くらいづつで坐りました。合理的(笑)
坐り方、呼吸などの詳しいレクチャーはなく、取りあえず、足組んで座ってねー、みたいなノリでした(笑)
うっかりスカートとかで来ちゃったり、坐禅も正座も無理ーって方たちは、講義を聞いた椅子でそのまま静かに坐っていました。
坐禅は20分くらいで一区切りを2回くらい。20分坐って10分休憩、また20分くらいでした。
坐禅が終わって、日帰り参加の方は解散です。泊り組は、本堂に移動して17時半から晩ご飯、17時くらいまで休憩でした。
というわけで、一旦、控室(毒草窟(凄い名前だ…))へ。

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毒草窟
女性はここで休憩、寝泊まりをしました。

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部屋の中はこんな感じ
大部屋です(この手の類(泊り坐禅会)は、基本こういう感じ。相部屋です)同性しかいないので、私は平気ですが、知らない人と一緒の部屋は無理!って方は、ちょっと厳しいかなあ。
ちなみに、部屋の一部が炉畳になっており、部屋の裏には簡素な水屋も完備していました。正眼短大では、授業に茶道があるようなので、そういう時にも使われるのかも知れません。

17時半、本堂にて薬石(夕食)です。
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食事の様子

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献立は、茶飯、けんちん汁、ポテトサラダ、沢庵でした。
ここでも、食べる前は、全員で五観文の唱和しました。
食事中に、雲水さんから「普段は食事中に声を発することはないのですが」という断りとともに、それぞれの料理の説明がありました。
「建長寺の汁だから、けんちん汁だよ」的な。いや、それより「普段の薬石は、昼の残りを使った雑炊です。今日はご馳走です!」の言葉に「!!」となりました。なぜなら、写真の通り、量が…少ない…!
修行寺で生活していると、ご飯、汁物、おかずでご馳走と感じるようになれるのですね。経済的です(違)
そして食事は、どれも素朴なお味でとても美味しかったです。特に茶飯。
食後は、飯台看の雲水さんからお茶を頂いて、沢庵でこそげて…という、一連の所作を行って終了です。また、今回の食事は、人数が多かったためか、箸の上げ下ろしでさえ注意される禅寺のご飯ですが、そのあたりは「必要以上に音を立てない、喋らない、器は両手で」の3点を注意されるに留まりました。

食事が済んだら、開浴(お風呂)です。女性は、短大の寮(学生さんは全員寮生活です)のお風呂を使わせてもらいました。
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お風呂はこんな感じ。右に湯船があります。普通の家庭用のお風呂を2.5倍くらいした感じです。狭いので交代で入りました。
禅寺では、お風呂も喋っちゃいけない場所ですが、女子(!!)が集団(と言っても数人)お風呂に入ると喋っちゃうよねー。そして、お風呂でのお喋りは楽しいよねー(爆)
ちなみに、ボディソープ、シャンプー、コンディショナー完備でした。

お風呂が済んだら、本堂へ移動。8畳二間くらいの部屋でビデオ鑑賞です。
ビデオは禅文化研究所さん製作の「悟りへの道」でした。正眼寺での修行の様子を四季折々の情景とともにまとめた内容でした。
蝋八大接心の様子は、話には聞いていましたが大変そうでした。超寒そう…!

ビデオ鑑賞が終わると、次は坐禅。
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先の坐禅と同様に、今度は本堂に布団を半分に折ったものを敷いて坐りました。
坐っていた時間は、ちょっと失念してしまいましたが、電気を消して薄暗く静かな坐禅はとても落ち着きました。
使った布団を全員で片づけて、 解定(就寝)前のお経を唱和して、一日目の予定は完了です。毒草窟に戻り各自、布団を敷いて就寝です。

2日目前編に続きます。こちらから☆

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