月心会に参加してきました(2017年10月) その2(後編)

袋井市の可睡斎で行われている月心会(日帰りコース)に参加してきました。
その1(前編)からの続きです。

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美味しいご飯が終わると、いよいよ坐禅です。
ぞろぞろと列になって、坐禅堂に移動です。坐禅堂へは左足から入ります(出る時は右足から)

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御本尊様の前で合掌低頭し、各々が坐る場所へ。壁に向かって合掌低頭、それから右回りに反対を向いて合掌低頭。坐布に腰を下ろして、敷物ごとくるりと壁のほうへ。
この坐布が硬くて結構な厚みがあるので、微妙に座りにくく半跏趺坐しか組めませんでした(個人的に座布団1枚くらいの厚み、もしくは坐布なしだと、結跏趺坐が組みやすいです。でも、これも人それぞれだと思います)
ちなみに、曹洞宗の坐禅は、壁に向かって坐ります。これを面壁(めんぺき)と言います。臨済宗の場合は、壁を背に対面で坐ります。

坐禅は40分を2回。途中、牛歩のような経行を数分。
さて、坐禅なので、当然、直堂(指導僧)が警策を持って回ります。ここでも、叩かれたいは自己申告制でした。
が、直堂が、坐禅者の背後を通るわけですよ。そんなの気がつくわけないじゃないですか。
なので、直堂が背後を通るときに壁に写る影を見計らって、大袈裟すぎるくらいに合掌低頭してみました。警策は右側だけ2回。しかも、超ソフトタッチ。いや、もうちいと刺激が欲しい(変態じみてる(笑))…と思ったのは内緒。しかも、1度目は、低頭が浅かったせいか気づいてもらえなかったし(苦笑)

ゆるゆる穏やかな坐禅の次は法話です。
テーマは「諸行無常」
まずは、法話担当のお坊様に「諸行無常と聞いて、何を連想しますか?」とざっくりと問いかけられました。
参禅者の方々から、「移りゆくもの」「形あるものは、壊れゆく」など、情緒あふれる言葉が聞こえてくる中、私が連想したのは、琵琶法師、ベンベン(爆)
…琵琶の音色を聴いたことないけど。というか、平家物語も、はじめのところしか分かりません。「風に飛ばされるチリみたいなもん」ってとこまで。

脱線しました。
法話の内容は、諸行無常から始まり、小乗仏教の基本理念である三法印、四法印についてでした。
三法印とは「諸行無常」「諸法無我」「涅槃寂静」の三つ。これに「一切皆苦」を加えると、四法印です。
私たち日本人は「諸行無常」と聞くと、栄えたものが滅び行く姿…例えば、荒城の月などをイメージすることが多くありますが、お釈迦様の里、インドにおいては、物事の移り変わりは全部「諸行無常」です。
なので、良い(と感じる)事も、悪い(と感じる)事も総じて諸行無常。新生児の誕生も諸行無常であれば、臨終もまた諸行無常であること。曹洞宗の葬儀の経文は、その諸行無常を悟られていること。
などを様々なエピソードを交えながら、お話くださりました。
ちなみに、この時のメモを見ると「安徳天皇」、「御征忌、於・永平寺」、「達磨忌」、「布薩会」などと走り書きしてありました。が、何を言われたか覚えてません。頭悪すぎ、スミマセン(平謝り)
どうでもいいけれど、海の底に都は…どうなんでしょうね。水深30mくらいの海底にあるのは、砂だったり岩だったりですけれども。

法話の次は、場所を移して写経。ここから、日帰り組と泊り組で別行動です。
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筆ペンを使う写経が多いなか、ここでは墨を擦るところからでした。
硯と文鎮が子供用習字セットのそれのようで、ちょっと懐かしい気持ちになりました。

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写したお経は、十句観音経でした。
文字数42文字!あっという間に書き終わりました。担当のお坊様に「短い文言ですが、ありがたいお経です」と説明を受けました。
それにしても、写した字が汚すぎる…。

これで、日帰り組は全てのプログラムが終了。アンケートを提出し、その場で解散でした。
プログラム中、一度も般若心経を唱える場面もなく、坐禅中に三途の川で舟を漕いでも怒られず(可睡斎という名前だけあります(違))、緊張感ゼロのゆるーい参禅会でした。
個人的には、臨済宗・黄檗宗と曹洞宗では、坐禅に対する認識が異なるなど、同じ禅宗でありながら違う部分も結構あることを知ることができたのは大きな収穫でした(ただし、どちらにも優劣はありません)

そんなこんなな、日帰り月心会でした。楽しいばかりで辛さが全くなかったので、次回は、是非泊まりで参加してみたいです。

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