[映画]メッセージ

 メッセージ(ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督)を見てきました。私の足らない頭では、面白さが半分くらいしか伝わりませんでした。むう…。
 
 もしかしたら、原作はもっと面白いのかも知れません…が、ご都合主義満載としか感じ取れれなくて、もやもやした気持ちのほうが多く残りました。鑑賞前の予習をまったくせず「宇宙人がばかうけみたいなUFOでやってきて、彼らとコンタクトを取るべく、言語学者のルイーズがその役目を務めるのだけど、なかなか上手くいかない話」とだけ聞かされて、いざ見に行ってみたら、恋愛映画だよ。びっくりだよ!
 
とまあ、これだけではあれなので。ほかに思ったことなど…
 宇宙人(ヘプタポッド(heptapod))の書く文字が、禅の円相に見えて仕方なかったです。筆文字文化っぽいフォントというか、デザインだったし…。原作者は中国系アメリカ人とのことなので、そのあたりも絡んでいるのでしょうか。
 ルイーズが住んでいるお家が素敵でした。窓拭きが大変そうだけど、木に囲まれて、水辺が近くて、静かで。ああいう環境、インテリアのお家だったら、文化的で落ち着いた暮らしができそうです。
 作中で調和を乱す存在として描かれていた中国。私が子供の頃は、ソ連がその役を担っていましたが、ソ連が崩壊しロシアとなった今では、すっかり冬眠中の白熊扱いなんですね。比例してアメリカから見た中国の存在は相当な脅威なんだなと改めて感じました。作中では、ルイーズの進言(=シェン上将の奥様が死の床で囁いた言葉)で、考えを改めるシェン上将(ツイ・マーが演じています)。それによって、世界は再び結束するのでした。って、言われても。
和平よりも、面子を重視しそうな国だよ。シェン上将が絶対的な権力者で、彼が「いやまて」と言ったところで、ここで取り下げたら面子が潰れると多勢が判断したら、取り下げられることなく続行されそうなんですが(←偏見)
最後に、non zero sumって経済用語だと思っていました。しかも、結構大人になってから覚えた言葉です。それを12歳の子供使うとか。学者の子供は賢いですなあ…。

(翻訳は、チルノ真理さんでした)

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